雹害車

「雹が降って屋根やボンネットがボコボコや…」

「よく見たらルーフに小さなエクボが無数にある…!」

雹害車ってほんとにショックですよね。実は僕も、売却の査定をしてもらった時に、雹害車であることを指摘されたことがあります。

査定業者「これは雹害車ですね。ルーフなので査定額はちょっと厳しそうです…」

この時は結局、あまり満足のいく金額で車を売ることはできませんでした。この記事ではその経験をもとに、雹害車を下取りに出す時の注意点や、少しでも高く売る方法を解説したいと思います。

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雹害車の定義とは?

雹害車の定義

雹害車といってもピンからキリまであります。3箇所くらいの小さなヘコミから、50箇所以上の大きなヘコミまであり、雹害車の定義は業者によって基準が違います。

ちなみに、車体のフレームを修理した場合などに明記しなければならない”修復歴”とは違い、とくに告知義務はありません。まぁ、大きなヘコミは見たらわかりますからね。

だから、雹害車の定義はありませんが、一般的にはボンネット、ルーフ、トランクに、大なり小なり雹が降ったあとが確認できる車が、雹害車になります。

素人ではほとんど見えないくらい小さなヘコミでも、業者は見破り、雹害車認定します。だから僕のように、査定時に初めて雹害に気づく事もよくあることなんです。

雹害車は下取り査定でどれくらい減額される?

雹害車の査定額

雹害車の下取り査定額ですが、正直かなり買いたたかれます。パッと見で目立たないような雹害跡だったとしても、複数あれば修理費もバカになりませんからね。

減額になる査定額ですが、だいたい10万~50万円くらいです。高級車の場合は本来の買取価格から10~30%程度はマイナスになる事もあります。これだけ査定額に幅があるのは、雹害の度合いにより違いがでるからです。

例えば、ルーフに3箇所のヘコミがあった場合、デントリペアという修理方法で、安く修理できます。この場合はそれほど査定に響きません。マイナスになっても修理代金くらいです。

しかし、ルーフ全体に無数の大きなヘコミがあった場合は、デントリペアでの修理ではなく、ルーフ交換になります。

ルーフ交換はボンネットやトランクのように、部品単位で交換ができないため、一度交換すると”修復歴”がつきます。修復歴のある車は、事故などで歪んだフレームを修正したような車も多く、中古車でもダントツで人気がありません。

誰だって修復歴ありの車なんて、あまり買いたくありませんよね。また、2.3箇所のエクボを治すのと比べて、部品交換は修理代が高いです。

以上から、雹害→ルーフ交換→修復歴あり→車の価値が大幅ダウン→査定額も大幅ダウンという感じに、買取価格が下がるのです。

雹害車の修理方法

雹害車の修理方法

雹害車の修理方法ですが、査定額の項目でも書いた通り、デントリペアによる修理か部品交換になります。1つずつ見ていきましょう。

デントリペア|比較的被害が少ない車に最適な修理方法

特殊な器具を使って、ヘコんでいる箇所の反対側から押して平らにする修理方法です。Amazonなどに専用の器具が売っていますが、素人では技術的に扱いきれないでしょう。

専門業者でもかなり難しい作業のようで、料金もそれなりに高いです。修理料金の決まり方は、ヘコミの大きさと数によって違ってきます。目安としてはだいたい下記の表のようになります。

へこみの大きさ 1箇所あたりの料金 2箇所目以降
0.5センチまで 8,000円 2箇所目以降は50%オフが多い
1センチまで 10,000円
2センチまで 12,000円
3センチまで 15,000円
4センチまで 18,000円
5センチまで 20,000円
5~10センチまで 20,000~30,000円
10センチ以上 別途見積もり 別途見積もり
全体を修理

こちらの表の価格は、デントリペアサービスを提供している業者の目安価格です。平均的な料金と思ってください。1センチのヘコミが5箇所だった場合、デントリペアの料金は30,000円という事になりますね。

部品交換|修理代は高いが修復歴にならない

あまりにもヘコミが多い場合は、ヘコミを修正するよりも、部品交換で対応した方が安くなります。部品交換ができるパーツは、ボンネットやドア、トランクです。

おおよその料金は下記の表の通りで、部品代から工賃、色の調整などコミコミの料金になります。

交換部品 交換料金
ボンネット 50,000円~
ドア 100,000円~
トランク 100,000円~

当然ですが、部品の交換費用は車種や車の価値によっても変わってきます。また、中古の安い部品を見つける事ができたら、上記票の料金より安く修理する事もできるでしょう。

板金修理による部品交換|修復歴がつくため車両価値が大幅に下がる

単純に部品交換で修理できない場所がへこんでいた場合、板金修理を行う必要があります。一般的に、雹害によって交換できないパーツは、ルーフ(屋根)やピラーですね。

ルーフはネジやボルトで取り付けられているわけではありませんので、交換する時は溶接部分を剥がして、再度接着という作業になります。そして、この交換作業をしてしまうと、”修復歴”というレッテルを貼られます。

交換部品 交換料金
ルーフ(屋根) 20~100万円

交換費用の目安ですが、20万~100万円くらいは必要になると思ってください。そして交換した後は修復歴がつくため、車の価値も大幅にダウンします。

治したからといって価値まで戻るわけではありませんので、乗り潰すくらいの気持ちでもない限りはおすすめしません。下取り時の査定価格はびっくりするくらい相場より安くなります。

雹害車の下取り時に少しでも高く売る方法

雹害車を少しでも高く売る方法

車両保険を使って修理代を足しにする

雹害車を下取りに出すとき、誰だって少しでも高く売りたいですよね。基本的には雹害車を何か特殊なテクニックで高く買い取ってもらう方法はありませんが、車両保険を利用することで、実質的に高く売ることができます。

やり方としては、車両保険でルーフの修理代を出してもらい、そのまま修理せずに下取りに出すという方法です。「えっそんな事やっていいの?」と思われそうですが、とくに問題ありません。

車両保険加入中に車が壊れたのは事実であり、保険金を貰ったあと、どのように利用するかは契約者次第です。保険金詐欺とか、犯罪になるような事はありません。

例としては次のような感じになります。

デントリペア修理の見積額が50万円とします。車両保険を利用する事による等級変化で次年度の保険料が5万円アップ、免責で5万円負担だとすると、自己負担になる10万円を差し引いても40万円のプラスになりますよね。

このように、下取りに出す前に車両保険を利用することで、実質的に雹害車の価値を上げる事ができます。ただ、これは車両保険に加入していた人だけが使えるテクニックです。

通常の下取りで査定額を高くする方法はない

結局のところ、自分で修理して査定してもらうか、現状のまま査定してもらうかのどちらかになります。仮に、デントリペア代50万をかけて修理しても、その時点でマイナス50万の査定になっています。

修理せずに査定した場合でもだいたいマイナス50万円くらいの査定になるので、結局変わらないのです。ディーラーや販売店さんも、買い取った後に雹害を治すことになりますからね。

また、仮に綺麗にデントリペアをして査定してもらっても、査定員は気づく場合があります。

「これって、デントリペアとかで修理されました?」

「雹害にあったことはありますか?」

何も聞かれなかった場合はとくに申告する必要ないのですが、このように聞かれた場合は必ず正直に答えなければなりません。ウソの申告は絶対にいけませんよ。

せっかくお金もかけて治したのに、”雹害車”という事実がバレると、足元を見て買いたたいてくる業者もいます。

以上から、基本的には修理して査定に出すという事自体を、あまりおすすめしません。やるとしても、2-3箇所の目立たない場所のデントリペアくらいですね。

まとめ

雹害車を下取りに出すときの注意点を解説しました。雹害はたいして目立たないヘコミだったとしても、大幅に減額されるイヤらしい傷です。

ルーフに大きなヘコミがあった場合は修復歴ありの車と同じくらいの査定になりますので、次の車は雹害に充分注意して乗りたいですね。

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